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昭和女子大にてグローバルキャリアについて出張授業

昭和女子大学でグローバルキャリアについて出張授業

昭和女子大現代ビジネス研究所にて研究員として勤務しつつ教鞭も取られている石川航平先生にお招きいただいて、大学3年生向けの特別授業に行って参りました!

レベルの高い大学で行われている授業

今回石川先生が講義を行われたのは、昭和女子大学現代ビジネス研究所副所長ビジネスデザイン学科教授の飛田史和先生による15回シリーズのうち、3回シリーズの講義枠でテーマは女性の「グローバル x キャリア」をアクティブラーニングで学ぶというもの。副編集長、編集者、ブックライターとして活躍されてきた石川先生が考える、今後のグローバル社会で必要とされるスキル「インタビュー力(質問力)」「プレゼンテーション力」

大人顔負けレベルの質問をする女子大生

3回シリーズの1回目ではインタビュー力について石川先生が講義、2回目では著者でもありグローバル社会を生きてきた私へインタビュー形式で生徒たちから質問、3回目の今日は聞いた内容をプレゼンテーションにまとめ各チームごとに発表という流れで進められました。

第2回目講義の前回は、グローバル企業で働いた後、独立、著者として活動している私の生き方や考え方について、各グループメンバーからインタビュー形式で質問を受けましたが、質問がとにかく秀逸

一部をご紹介させていただくと、
「なぜグローバルに働きたいと思ったのか」
「今後10年間でどんなことを成し遂げたいか」
外資系企業と日系企業の違いとは」
「10年後、女性の働く環境はどうなっていると思うか」
プロジェクトマネージャーとして働く中で学んだことはどんなことか」
「グローバルビジネスでうまくいかないケースはコミュニケーション不全などの問題があると言うが、問題を解決するためにできることはどんなことか」
AIが発展していく今後、どのような人材が社会で求められるか」など。

私への個人的な質問から、本質を突きグサッと刺さるレベルの高い質問までさまざま。

2019年大学生が考えている未来

テーマを考え質問を作るまでの期間が1週間と短い中よく調べて考えてきたチームは、学生だった頃の自分と比べなんと将来が期待されることでしょうか。思わず頭が下がりました。特に上記最後の2つの質問

私もこの仕事を始めてから毎年多くの方と出会いますが、AIが発展してきて大変、という方は多いものの、AIが当たり前の社会で生きていくために必要なスキルはどんなことか考えながら働いている社会人は意外と少ないと感じます。

この質問をしてくれた学生の方には私の方から逆質問AlexaやSiriを使ってみて気づいたことはどんなことか聞いたところ「指示が明確でないと伝わらない」という答えが返ってきました。

毎年のように、AIが発展した未来になくなる仕事リストがSNSを賑わせ、中には今ある仕事の50%〜77%がなくなるとも言われていますが、なくなる仕事となくならない仕事について考えて行動に移している人はどのくらいいらっしゃるでしょうか?

AI台頭によってなくなる仕事の中にも可能性はある

私の持論では、なくなると言われている仕事の中にも残る分野があると考えていて、そこには明確な特徴があります。それは「クリエイティブ」であること、そして「すき間を埋める」分野であること、言い換えると尖っていると言うことでしょうか。

例えば通訳や翻訳を例に説明すると、多言語コミュニケーションは自動通訳や自動翻訳の台頭により、人による通翻訳はほとんど不要になるといって良いでしょう。では通翻訳という仕事は100%なくなるのか?英語などの語学を学習する必要は全くなくなるのか?と言うと答えはNoだと私は考えます。

なぜなら情報発信をしている人リーダーとしてのスキル、マネジメントスキルなどが求められ世界で活躍していく人の中にも、多言語コミュニケーションがさほど得意でないと言う人はいるでしょうし、多国籍の人と一緒に仕事などをする中で互いの文化や経験の違いをしっかり意識し理解して、コミュニケーション戦略を立てた上で働ける人ばかりではないだろうからです。そうなるとこれらの人やチームの”架け橋”となって通翻訳を含めたサービスサポートをする人が必要になります。単純な通翻訳といった仕事はなくなる反面、グローバルファシリテーション能力、グローバルファシリテーション能力を備えた通翻訳の必要性は、更にグローバル化が進む将来においてはむしろ高まる可能性を秘めていると思うのです。

このように単純な仕事とされている仕事の中にも、クリエイティブだったり、fill in the blanks(すき間を埋める)余地のあるエリアにおいては、人の手を介した方が仕事がスムーズに進む場合もあり、一言で「AIで代用できる」とは言い切れないと思うのです。

プレゼン力も非常に高い女子大生たち

さて、話が逸れましたが、3回目の授業の今回は2回目の講義から連休を挟んだ1週間後の今日でチームごとに「新条先生とはどういう方か」についてプレゼン方式で発表してくれました。

プレゼン方法について事前にこまかな指示はなかったそうですが、ひと言で言うと大変レベルが高い。これまでの授業でも経験を重ねてきたのかもしれませんが、あるチームは内容もスライドもコンサルタント作と見まごうかといったレベルで、そのまま社会で通じるほど。こんなプレゼンを見せられちゃったら嬉しくなります、私は指導もアドバイスしていないけれど、笑。

各チームによる発表の後は、石川先生と私で6チームの中から最優秀チームを選んだのですが、上位2チームのレベルが大変高くて悩むほど。最終的にはコンテンツやプレゼン内容だけでなく、スライド作りまでが素晴らしかったチームを表彰させていただきました!

顔だけ見てるとやっぱり若くて頼りなげなのに、将来が本当に楽しみな皆さんです。見事1位に輝いたみなさんには、私のポケットマネーで拙著3冊とブレインプログラミングのサイン本をプレゼントさせていただきました!喜んでいただけて嬉しい。

昭和女子大学でグローバルキャリアについて出張授業

プレゼンを武器にする私が大学生から学んだプレゼンの極意

マルチリンガルメソッドでは英語プレゼン講座も不定期で開催していますが、改めて、皆さんのプレゼンテーションを聞きつつ気づいた真似したいプレゼンの要素は次の5点です。

公表されている情報(二次情報)と、実際にインタビューして聞いた内容(一次情報)をうまく織り交ぜまとめられている
プレゼン項目がキャッチコピーになっていたり、下線太字などの強調がほどこされていて読みやすい
・作成したプレゼン内容をよく理解し、メモやスライドを見ないで発表できている
例えを使うなど、説明がうまくできており話の内容が聞き手の頭に残りやすい
聞いた内容(インプット)を理解するだけでなく、自分の言葉で伝え、次の行動(アウトプット)にスムーズにつなげられている

昭和女子大学生がまとめた新条正恵

今回はインタビュー形式で聞いた内容を発表すると言うスタイルだったこともあり、上記の5点が特に印象に残りましたが、娘といっても良いくらいと言える年齢の学生たちに学ばせていただいた、大変貴重な経験となりました。改めて、今回の機会をくださった石川先生、飛田教授にこの場でお礼申し上げます。ありがとうございました!

アウトプットしないと意味がない!

また今回の出張授業の様子は飛田教授が3回目講義の冒頭におっしゃった「考えていてもアウトプットして人に伝えないと意味がない」を実践、久々のブログ記事と相成りました。飛田教授、重ねてお礼申し上げます。

次回の出張授業は8月末に神田外語大、毎年恒例のボランティアセミナーにてお話させていただきます。外語大では1年生から3年生の幅広い年齢の学生と会えるので、今からとても楽しみです。

グローバルコンサルタント、グローバルファシリテーターの新条正恵は精力的に全国で講演・研修活動を行なっております。ご要望・お問い合わせはこちらからご連絡ください。